通事との問答を一時間ほど聞いてから、白石みずから問いもし答えもしてみて、その会話にやや自信を得た。
白石は、万国の図を取り出して、シロオテのふるさとをたずね問うた。
シロオテは板縁にひろげられたその地図を首筋のばして覗いていたがやがて、これは明人のつくったもので意味のないものである、と言って声たてて笑った。
通事との問答を一時間ほど聞いてから、白石みずから問いもし答えもしてみて、その会話にやや自信を得た。
白石は、万国の図を取り出して、シロオテのふるさとをたずね問うた。
シロオテは板縁にひろげられたその地図を首筋のばして覗いていたがやがて、これは明人のつくったもので意味のないものである、と言って声たてて笑った。