白石は、万国の図を取り出して、シロオテのふるさとをたずね問うた。
シロオテは板縁にひろげられたその地図を首筋のばして覗いていたがやがて、これは明人のつくったもので意味のないものである、と言って声たてて笑った。
地図の中央に薔薇の花のかたちをした大きい国があって、それには「大明」と記入されているのであった。
白石は、万国の図を取り出して、シロオテのふるさとをたずね問うた。
シロオテは板縁にひろげられたその地図を首筋のばして覗いていたがやがて、これは明人のつくったもので意味のないものである、と言って声たてて笑った。
地図の中央に薔薇の花のかたちをした大きい国があって、それには「大明」と記入されているのであった。