冬の事でしたが、私たちが晩ごはんをたべていると、犬の子が外でクンクン泣いているのが聞えて来て、私はごはんも喉をとおらぬ思いで気をもんでいますと、やがて父がその犬の泣き声を聞きとがめて、母に尋ねました。
その時、母は事も無げにこう答えました。
これが犬の子を持って来て、すぐに飽いたのでしょう、捨てたらしい、これは飽きっぽい子ですから、とそう言うのです。
冬の事でしたが、私たちが晩ごはんをたべていると、犬の子が外でクンクン泣いているのが聞えて来て、私はごはんも喉をとおらぬ思いで気をもんでいますと、やがて父がその犬の泣き声を聞きとがめて、母に尋ねました。
その時、母は事も無げにこう答えました。
これが犬の子を持って来て、すぐに飽いたのでしょう、捨てたらしい、これは飽きっぽい子ですから、とそう言うのです。