太宰治 『十二月八日』 一歩一歩、さぐるようにして進んだけれど、道は遠いのだし、途方に暮れた。 あの独活の畑から杉林にさしかかるところ、それこそ真の闇で物凄かった。 女学校四年生の時、野沢温泉から木島まで吹雪の中をスキイで突破した時のおそろしさを、ふいと思い出した。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア