太宰治 『道化の華』 したり顏にさう言つて、ミルクの茶碗を持ち直した。 四方の板張りの壁には、白いペンキが塗られ、東側の壁には、院長の銅貨大の勳章を胸に三つ附けた肖像畫が高く掛けられて、十脚ほどの細長いテエブルがそのしたにひつそり並んでゐた。 食堂は、がらんとしてゐた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア