太宰治 『道化の華』 その隣りの空いてゐた病室のひとつベツドにふたりで寢た。 小菅がさきに眼を覺まし、その細ながい眼をしぶくあけてヴエランダへ出た。 葉藏のすこし氣取つたポオズを横眼でちらと見てから、そんなポオズをとらせたもとを搜しに、くるつと左へ首をねぢむけた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア