太宰治 『道化の華』 笑ひ聲はきのふの新患者の室からなのだと氣づいて、その蒼黒い顏をあからめた。 笑ひ聲を不謹愼とも思はなかつた。 恢復期の患者に特有の寛大な心から、むしろ葉藏の元氣のよいらしいのに安心したのである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア