やがてその、熱いところを我慢して飲み、かねて習い覚えて置いた伝法の語彙を、廻らぬ舌に鞭打って余すところなく展開し、何を言っていやがるんでえ、と言い終った時に、おでんやの姉さんが明るい笑顔で、兄さん東北でしょう、と無心に言った。
お世辞のつもりで言ってくれたのかも知れないが、私は実に興覚めたのである。
私も、根からの馬鹿では無い。
やがてその、熱いところを我慢して飲み、かねて習い覚えて置いた伝法の語彙を、廻らぬ舌に鞭打って余すところなく展開し、何を言っていやがるんでえ、と言い終った時に、おでんやの姉さんが明るい笑顔で、兄さん東北でしょう、と無心に言った。
お世辞のつもりで言ってくれたのかも知れないが、私は実に興覚めたのである。
私も、根からの馬鹿では無い。