毎年、富士の山仕舞いの日に木花咲耶姫へお礼のために、家々の門口に、丈余の高さに薪を積み上げ、それに火を点じて、おのおの負けず劣らず火焔の猛烈を競うのだそうであるが、私は、未だ一度も見ていない。
ことしは見れると思って来たのだが、この豪雨のためにお流れになってしまったらしいのである。
私たちはその料亭で、いたずらに酒を飲んだりして、雨のはれるのを待った。
毎年、富士の山仕舞いの日に木花咲耶姫へお礼のために、家々の門口に、丈余の高さに薪を積み上げ、それに火を点じて、おのおの負けず劣らず火焔の猛烈を競うのだそうであるが、私は、未だ一度も見ていない。
ことしは見れると思って来たのだが、この豪雨のためにお流れになってしまったらしいのである。
私たちはその料亭で、いたずらに酒を飲んだりして、雨のはれるのを待った。