夏目漱石 『行人』 自分はとうとう番町へ出かけて行った。 直接兄に会うのが厭なので、二階へはとうとう上らなかったが、母を始め他の者には無沙汰見舞の格で、何気なく例の通りの世間話をした。 兄を交えない一家の団欒はかえって寛いだ暖かい感じを自分に与えた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア