太宰治 『薄明』 妻は下の男の子を背負い、共に敷蒲団一枚ずつかかえて走った。 途中二、三度、路傍のどぶに退避し、十丁ほど行ってやっと田圃に出た。 麦を刈り取ったばかりの畑に蒲団をしいて、腰をおろし、一息ついていたら、ざっと頭の真上から火の雨が降って来た。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア