太宰治 『薄明』 注射がきいたのか、どうか、或いは自然に治る時機になっていたのか、その病院にかよって二日目の午後に眼があいた。 私はただやたらに、よかった、よかったを連発し、そうして早速、家の焼跡を見せにつれて行った。 「ね、お家が焼けちゃったろう? 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア