太宰治 『花火』 母は当惑するばかりである。 いまはもう、いっそ、母のほうで、そのチベットとやらの十万億土へ行ってしまいたい気持である。 どのように言ってみても、勝治は初志をひるがえさず、ひるがえすどころか、いよいよ自己の悲壮の決意を固めるばかりである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア