太宰治 『花火』 小使銭を支給されたその日に、勝治はぬっと節子に右手を差し出す。 節子は、うなずいて、兄の大きい掌に自分の十円紙幣を載せてやる。 それだけで手を引込める事もあるが、なおも黙って手を差し出したままでいる事もある。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア