次に訪ねてくれた時の母の調子は、前に較べると少し変っていた。
彼女は大阪以後、ことに自分が下宿して以後、自分の前でわざと嫂の批評を回避するような風を見せた。
自分も母の前では気が咎めるというのか、必要のない限り、嫂の名を憚って、なるべく口へ出さなかった。
次に訪ねてくれた時の母の調子は、前に較べると少し変っていた。
彼女は大阪以後、ことに自分が下宿して以後、自分の前でわざと嫂の批評を回避するような風を見せた。
自分も母の前では気が咎めるというのか、必要のない限り、嫂の名を憚って、なるべく口へ出さなかった。