太宰治 『春の盗賊』 そんなひどい形容詞を、まっさきに案出して、それを私の王冠となして、得々としていたのは、誰でもない、私なのである。 この私である。 芸術の世界では、悪徳者ほど、はばをきかせているものだ、と誰がそんな口碑を教えたものか、たしかにそれを信じていた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア