芥川龍之介も、そのような述懐を、何かの折に書き記して在ったように記憶する。
私は事実そのような疑問にひっかかり、「私」という主人公を、一ばん性のわるい、悪魔的なものとして描出しようと試みた。
へんに「いい子」になって、人々の同情をひくよりは、かえって潔よいことだと思っていた。
芥川龍之介も、そのような述懐を、何かの折に書き記して在ったように記憶する。
私は事実そのような疑問にひっかかり、「私」という主人公を、一ばん性のわるい、悪魔的なものとして描出しようと試みた。
へんに「いい子」になって、人々の同情をひくよりは、かえって潔よいことだと思っていた。