夏目漱石 『行人』 二人は二階の広間へ入った。 するとそこに応挙の絵がずらりと十幅ばかりかけてあった。 それが不思議にも続きもので、右の端の巌の上に立っている三羽の鶴と、左の隅に翼をひろげて飛んでいる一羽のほかは、距離にしたら約二三間の間ことごとく波で埋っていた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア