桐畠でさえ立派な家が建つ時節じゃないか」
桐畠というのは家のつい近所にある角地面の名であった。
そこへ住まうと何か祟があるという昔からの言い伝えで、この間まで空地になっていたのを、この頃になってようやく或る人が買い取って、大きな普請を始めたのである。
桐畠でさえ立派な家が建つ時節じゃないか」
桐畠というのは家のつい近所にある角地面の名であった。
そこへ住まうと何か祟があるという昔からの言い伝えで、この間まで空地になっていたのを、この頃になってようやく或る人が買い取って、大きな普請を始めたのである。