夏目漱石 『行人』 自分はこういう過去の記念のなかに坐って、久しぶりに父母や妹や嫂といっしょに話をした。 家族のうちでそこにいないものはただ兄だけであった。 その兄の名は先刻からまだ一度も誰の会話にも上らなかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア