太宰治 『富嶽百景』 私は、不潔なことをして来たのではないといふことを、それとなく知らせたく、きのふ一日の行動を、聞かれもしないのに、ひとりでこまかに言ひたてた。 泊つた宿屋の名前、吉田のお酒の味、月夜富士、財布を落したこと、みんな言つた。 娘さんも、機嫌が直つた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア