太宰治 『富嶽百景』 それからは、気をつけた。 娘さんひとりきりのときには、なるべく二階の室から出ないやうにつとめた。 茶店にお客でも来たときには、私がその娘さんを守る意味もあり、のしのし二階から降りていつて、茶店の一隅に腰をおろしゆつくりお茶を飲むのである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア