太宰治 『富嶽百景』 まづ、甲府の安宿に一泊して、そのあくる朝、安宿の廊下の汚い欄干によりかかり、富士を見ると、甲府の富士は、山々のうしろから、三分の一ほど顔を出してゐる。 酸漿に似てゐた。 (昭和十四年二月―三月) 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア