太宰治 『HUMAN LOST』 スウィートピイは、蘇鉄の真似をしたがる。 鉄のサラリイマンを思う。 片方は糸で修繕した鉄ぶちの眼がねをかけ、スナップ三つあまくなった革のカバンを膝に乗せ、電車で、多少の猫背つかって、二日すらない顎の下のひげを手さぐり雨の巷を、ぼんやり見ている。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア