彼は比較的堅固でない椅子の上に、わざわざ両足を載せて胡坐をかいたなり、傍から見るとさも窮屈そうな姿勢の下に、夷然として落ちついていた。
兄とはほとんど正反対なこの様子なり気風なりが、かえって兄と彼とを結びつける一種の力になっていた。
何にも逆らわない彼の前には、兄も逆らう気が出なかったのだろう。
彼は比較的堅固でない椅子の上に、わざわざ両足を載せて胡坐をかいたなり、傍から見るとさも窮屈そうな姿勢の下に、夷然として落ちついていた。
兄とはほとんど正反対なこの様子なり気風なりが、かえって兄と彼とを結びつける一種の力になっていた。
何にも逆らわない彼の前には、兄も逆らう気が出なかったのだろう。