太宰治 『陰火』 おや、誰か居るのかなとも思はれ、蒲團から上半身をくねくねはみ出させて腕をのばし襖をあけてみたら、若い尼が立つてゐた。 中肉のやや小柄な尼であつた。 頭は青青してゐて、顏全體は卵のかたちに似てゐた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア