夏目漱石 『行人』 自分は一年のうちで人の最も嬉しがるこの花の時節を無為に送った。 しかし月が替って世の中が青葉で包まれ出してから、ふり返ってやり過ごした春を眺めるとはなはだ物足りなかった。 それでも無為に送れただけがありがたかった。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア