夏目漱石 『行人』 雅楽所で三沢に会うまでは、Hさんと兄とがこの夏いっしょにするという旅行の件を、その日の問題として暗に胸の中に畳み込んでいた。 雅楽所を出る時は、それがほんのつけたりになってしまった。 自分はいよいよ彼に別れる間際になって、始めて四つ角の隅に立った。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア