夏目漱石 『行人』 二十五 その日自分は下宿へ帰らずに、事務所からすぐ番町へ廻った。 昨日まで恐れて近寄らなかったのに、兄の出立と聞くや否や、すぐそちらへ足を向けるのだから、自分の行為はあまりに現金過ぎた。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア