太宰治 『乞食学生』 私はそう言って、ちょっと少年のほうを振り向いてみると、少年は、あぐらの中に、どんぶりを置き、顔を伏せて、箸を持った右手の甲で矢鱈に両方の眼をこすっている。 泣いている。 その時には、私は、ただ困った。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア