太宰治 『乞食学生』 やや後れて少年佐伯が食堂の入口に姿を現したと思うと、いきなり、私のほうに風呂敷包みを投げつけ、身を飜して逃げた。 私は立ち上って食堂から飛び出し、二、三歩追って、すぐに佐伯の左腕をとらえた。 そのまま、ずるずる引きずって食堂へはいった。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア