私には、謂わば政治的手腕も無ければ、人に号令する勇気も無し、教えるほどの学問も無い。
何とかして明るい希望を持っていたいと工夫の揚句が、わずかに毎朝の冷水摩擦くらいのところである。
けれども無頼の私にとっては、それだけでも勇猛の、大事業のつもりでいたのだ。
私には、謂わば政治的手腕も無ければ、人に号令する勇気も無し、教えるほどの学問も無い。
何とかして明るい希望を持っていたいと工夫の揚句が、わずかに毎朝の冷水摩擦くらいのところである。
けれども無頼の私にとっては、それだけでも勇猛の、大事業のつもりでいたのだ。