ここに三年いたのである。
わずかなお給金の中から、二円でも三円でも毎月かかさず親元へ仕送りをつづけた。
十八になって、向島の待合の下女をつとめ、そこの常客である新派の爺さん役者をだまそうとして、かえってだまされ、恥ずかしさのあまり、ナフタリンを食べて、死んだふりをして見せた。
ここに三年いたのである。
わずかなお給金の中から、二円でも三円でも毎月かかさず親元へ仕送りをつづけた。
十八になって、向島の待合の下女をつとめ、そこの常客である新派の爺さん役者をだまそうとして、かえってだまされ、恥ずかしさのあまり、ナフタリンを食べて、死んだふりをして見せた。