太宰治 『古典風』 膚やわらかく、唇赤き弱々しげの男子であった。 ドミチウス(ネロの幼名)と呼ばれた。 父君ブラゼンバートは、嬰児と初の対面を為し、そのやわらかき片頬を、むずと抓りあげ、うむ、奇態のものじゃ、ヒッポのよい玩具が出来たわ、と言い放ち、腹をゆすって笑った。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア