太宰治 『狂言の神』 お庭の満開の桃の花が私を見送っていて、思わずふりかえったが、私は花を見て居るのではなかった。 その満開の一枝に寒くぶらんとぶらさがっている縄きれを見つめていた。 あの縄をポケットに仕舞って行こうか。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア