御苦労千万だとは思いましたが、兄さんを思い留らせるよりも、私が兄さんに賛成した方が、手数が省けますので、つい「よかろう」と云って、私も尻を端折りました。
兄さんはすぐ呼息の塞るような風に向って突進しました。
水の音だか、空の音だか、何ともかとも喩えられない響の中を、地面から跳ね上る護謨球のような勢いで、ぽんぽん飛ぶのです。
御苦労千万だとは思いましたが、兄さんを思い留らせるよりも、私が兄さんに賛成した方が、手数が省けますので、つい「よかろう」と云って、私も尻を端折りました。
兄さんはすぐ呼息の塞るような風に向って突進しました。
水の音だか、空の音だか、何ともかとも喩えられない響の中を、地面から跳ね上る護謨球のような勢いで、ぽんぽん飛ぶのです。