夏目漱石 『行人』 兄さんは物静かな座敷から、谷一つ隔てて向うの崖の高い松を見上げた時、「好いな」と云ってそこへ腰をおろしました。 「あの松も君の所有だ」 私は慰めるような句調で、わざと兄さんの口吻を真似て見せました。 夏目漱石の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア