それこそ「沈み」に「沈み」切って、シヅ子の雑誌の毎月の連載漫画「キンタさんとオタさんの冒険」を画いていると、ふいと故郷の家が思い出され、あまりの侘びしさに、ペンが動かなくなり、うつむいて涙をこぼした事もありました。
そういう時の自分にとって、幽かな救いは、シゲ子でした。
シゲ子は、その頃になって自分の事を、何もこだわらずに「お父ちゃん」と呼んでいました。
それこそ「沈み」に「沈み」切って、シヅ子の雑誌の毎月の連載漫画「キンタさんとオタさんの冒険」を画いていると、ふいと故郷の家が思い出され、あまりの侘びしさに、ペンが動かなくなり、うつむいて涙をこぼした事もありました。
そういう時の自分にとって、幽かな救いは、シゲ子でした。
シゲ子は、その頃になって自分の事を、何もこだわらずに「お父ちゃん」と呼んでいました。