生れ故郷と、その小都会とは、十里も離れていないのでした。
中学校へはいってからは、校規のきびしい学校でしたので、おしゃれも仲々むずかしく、やけくそになって、ズボンの寝押しも怠り、靴も磨かず、胴乱をだらんとさげて、わざと猫背になって歩きました。
そのときの猫背が癖になって、十五年のちの、いまになっても、なおりません。
生れ故郷と、その小都会とは、十里も離れていないのでした。
中学校へはいってからは、校規のきびしい学校でしたので、おしゃれも仲々むずかしく、やけくそになって、ズボンの寝押しも怠り、靴も磨かず、胴乱をだらんとさげて、わざと猫背になって歩きました。
そのときの猫背が癖になって、十五年のちの、いまになっても、なおりません。