令息の故新之助氏が、美術学校へ入学した時にも、少しも反対せぬばかりか、かえって身辺の者に誇ってさえいたというほどの豪傑である。
としとって隠居してからでも、なかなか家にじっとしてはいない。
家人のすきを覗っては、ひらりと身をひるがえして裏門から脱出する。
令息の故新之助氏が、美術学校へ入学した時にも、少しも反対せぬばかりか、かえって身辺の者に誇ってさえいたというほどの豪傑である。
としとって隠居してからでも、なかなか家にじっとしてはいない。
家人のすきを覗っては、ひらりと身をひるがえして裏門から脱出する。