胸に吊り下げずとも、いいのである。
一家中で、多少でも、その勲章を欲しいと思っているのは、末弟だけである。
末弟も流石にそれを授与されて胸に吊り下げられると、何だか恥ずかしくて落ちつかない気がするのだけれど、それを取り上げられて誰か他の人に渡される時には、ふっと淋しくなるのである。
胸に吊り下げずとも、いいのである。
一家中で、多少でも、その勲章を欲しいと思っているのは、末弟だけである。
末弟も流石にそれを授与されて胸に吊り下げられると、何だか恥ずかしくて落ちつかない気がするのだけれど、それを取り上げられて誰か他の人に渡される時には、ふっと淋しくなるのである。