太宰治 『ろまん燈籠』 とにかく祖母だけは、術にかかったのだから。 でも、あとで真面目な長兄が、おばあさん、本当にかかったのですか、とこっそり心配そうに尋ねたとき、祖母は、ふんと笑って、かかるものかね、と呟いた。 以上が、入江家の人たち全部のだいたいの素描である。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア