太宰治 『ろまん燈籠』 入江の家の兄妹たちは、みんな、多少ずつ文芸の趣味を持っている事は前にも言って置いた。 かれらは時々、物語の連作をはじめる事がある。 たいてい、曇天の日曜などに、兄妹五人、客間に集っておそろしく退屈して来ると、長兄の発案で、はじめるのである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア