太宰治 『ろまん燈籠』 純白の毛糸のセエタアの、胸には、黄色い小さな薔薇の造花をつけている。 机の前に少し膝を崩して坐り、それから眼鏡をはずして、にやにや笑いながらハンケチで眼鏡の玉を、せっせと拭いた。 それが終ってから、また眼鏡をかけ、眼を大袈裟にぱちくりとさせた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア