太宰治 『ろまん燈籠』 祖父は急にしょげた。 その様子を見かねて母は、祖父に、れいの勲章を、そっと手渡した。 去年の大晦日に、母は祖父の秘密のわずかな借銭を、こっそり支払ってあげた功労に依って、その銀貨の勲章を授与されていたのである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア