太宰治 『ロマネスク』 太郎は六歳になっても七歳になってもほかの子供たちのように野原や田圃や河原へ出て遊ぼうとはしなかった。 夏ならば、部屋の窓べりに頬杖ついて外の景色を眺めていた。 冬ならば、炉辺に坐って燃えあがる焚火の焔を眺めていた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア