太宰治 『ロマネスク』 或る冬の夜、太郎は炉辺に行儀わるく寝そべりながら、かたわらの惣助の顔を薄目つかって見あげ、ゆっくりした口調でなぞなぞを掛けた。 水のなかにはいっても濡れないものはなんじゃろ。 惣助は首を三度ほど振って考えて、判らぬの、と答えた。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア