太宰治 『ロマネスク』 太郎は三日も四日も空しい努力をして五日目にあきらめた。 このような古風な顔では、どうせ女には好かれまいが、けれども世の中には物好きが居らぬものでもあるまい。 仙術の法力を失った太郎は、しもぶくれの顔に口鬚をたらりと生やしたままで蔵から出て来た。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア