太宰治 『ロマネスク』 背中から胸にかけて青い小波がいちめんにうごいていた。 この刺青のために次郎兵衛はいよいよ東海道にかくれなき男となり、火消したちは勿論、宿場のならずものにさえうやまわれ、もうはや喧嘩の望みは絶えてしまった。 次郎兵衛は、これはやりきれないと思った。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア