太宰治 『ロマネスク』 三郎はその支那の君子人の言葉を水洟すすりあげながら呟き呟き、部屋部屋の柱や壁の釘をぷすぷすと抜いて歩いた。 釘が十本たまれば、近くの屑屋へ持って行って一銭か二銭で売却した。 花林糖を買うのである。 太宰治の名言・名文を読む 用例を検索する → シェア